« [SWTOR]βテストのダウンロード開始 | トップページ | [Dragon Age 2]日本語版発売日は来年2月2日 »

2011.11.26

[Dragon Age 2]メイジ・テンプラー抗争解釈について

 Vanityさんちにまた面白い記事が載っていました。コメントを書いていたら随分長くなってしまったのでこっちで書く。プレイスルーも溜まっているし、DA2のWar編もAct2で面白い所だし、しかも今晩からSWTORのβテスト始まるし、どうすんだ。

【da2】メイジ・テンプラー抗争解釈(改訂版)

 ではなぜ、チャントリー・テンプラーはそういった事実と違う誤解(迷信)を大衆の発想から払拭しようと努力しないのか。なぜハロウィングを通過した(悪魔の誘惑に勝った)メイジには与えられるべき自由を与えないのか。

 一つにはもちろんVanityさんが書かれている通りチャントリー支配の手段ですが、DA世界で「現実的に」メイジを管理しようとすると、多分この方法しか無いからでしょうね。狡猾と言うよりやむにやまれぬ手段なのかも知れません。メイジの存在を家族以外に知られないよう隠し通す事は充分可能ですから。

Mage_3862

「僕の母が刺しゅうした。僕がサークルに連れて行かれた時に、彼女の物で唯一持って行くのを許されたものだ。」

 父親がサークルで教育を受けたホーク一家と、アンダースの家族、あるいはアメル家が良い対照となっています。
 メイジ(の出生)はメイカーによって与えられた罰であるから、それを拭うためにはチャントリーの助けを得なければならないと一般人に信じ込ませる事で、ようやくメイジの管理が可能となるのでしょう。

0604004

「何かを達成したいと強く思う者には、テンプラーは良い選択とは言えないな。この仕事は負け戦だ。毎日新しいメイジがセダスでは産まれる。毎日、何年か前に産まれた数十人のメイジが彼らの力に気づく。」

 

 では何故ハロウィングを経たメイジに行動の自由を与えないのか。

度合いでも違うわけです。なんと大衆がメイジに無理解なほど、メイジへの束縛は緩い(メイジにとって自由が多い)。恐ろしい話です。

 現代社会の伝染病患者に置き換えてみると凄く判りやすいです。SARS患者のスーパー・スプレッダー、あるいは「腸チフス・メアリー」のように、患者(=メイジ)の中にある確率で一般大衆に大層な被害をもたらす人が発生するとしましょう。

 しかし誰がそうなるか確認出来ない場合、患者全員を隔離しなければならなくなります。で、こういう症状のある人が身近に居たら、それは病気だから病院に連れて行くんだよ、患者のためだからね、と絵柄入りで教育するのが公衆衛生教育。

 腸チフス・メアリーはちょっと公衆衛生を囓った人なら誰でも知っている話ですが、健康な保菌者としてあちこちで腸チフスをばらまき、一旦は隔離措置を解かれたのですが、結局一生の後半を、離島の病院に閉じ込められて過ごす事になりました。20世紀初頭の話です。

 ハロウィングを経たメイジは言わば「排菌しない患者」です。病気が治った訳では無い。だけどそれを一般社会にばらまいてしまうと、他の患者と見分けが付かない。だからやはり隔離されなければならない。この差を明確にするための手段がトランクィル。

 あとデーリッシュキーパーが「別世界からの来訪者」であるが故に管理外となっている、というのはとても納得のいく話です。本来なら異教徒かつメイジですから徹底的な弾圧を受けていてもおかしくない。

|

« [SWTOR]βテストのダウンロード開始 | トップページ | [Dragon Age 2]日本語版発売日は来年2月2日 »

コメント

コメントありがとうございます。そうそう、無意識の邪悪というか悪意。それが引っかかってました。
ただDA2内ではエルシナ始めカレンの台詞、あるいはアポステイトに関するCODEXなど、割とサークルの存在が「やむを得ない存在」だと認識している様子があるので、そこはどうなんかなとか。

投稿: Laffy | 2011.11.27 13:52

 言葉尻がどうではないのですが、「やむを得ない」はチャントリーが手が出せない、「疎外」されている、ですからねえ。「狡猾・邪悪」は言いすぎという指摘かもしれないけど「やむを得ないから」行う無意識の邪悪は怖いですよ。回心できないわけだから。そう呼ぶかどうか別にして。
 AIDS感染への誤解とか、実は私にはピンときませんが、USではヒステリックに騒いでましたよね。国際エアラインでCAがお手拭を渡すのにピンセットみたいの使ってて愕然とした記憶があります。

 ハロウィングを一回通過しただけでは、一生悪魔に憑依されない保証は担保されない、ってのはありますね。トランクィルは一部はロボトミーのアナロジーなんですよね(lobotomy、ロボットは関係なし)。精神医療、伝染病医療、元々そこらへんをリファーしてますよね。

 デーリッシュは「都市の外」にいますよね。都市(ヒューマン文明ですね)を統治するというチャントリーの隠された目的に対しては特に支障がない。フレメス・モリガンなども本来そう。それなのにテンプラーが熱心に狩りたてることもある。
 二重構造なんですね。チャントリー・テンプラーにも「都市を統治する方便」を「究極の至高な目的」と誤解する輩が沢山いる。なぜなら前者は隠れた理由だから。ホロコーストなどその実例かもしれない。「自民族の優越性」という物語を裏付ける方便なのにほんとにあんなことしてしまう。

投稿: Vanity | 2011.11.27 01:28

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: [Dragon Age 2]メイジ・テンプラー抗争解釈について:

« [SWTOR]βテストのダウンロード開始 | トップページ | [Dragon Age 2]日本語版発売日は来年2月2日 »