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2011.10.26

[Dragon Age 2]テダスの食べ物と気候と風土

 Dragon Ageの世界の住民達は何を食べて生きているのでしょうか。

 コーヒーはあるのか?ハイジの白パンは?ワイン以外の飲み物は無いのか?

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テダスは現実世界の近世ヨーロッパ、時代的には16~17世紀の雰囲気ですが、一方カークウォールに鋳物工場があると言うことは、大型の製鉄炉があるわけです。

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 政治文化は中世の名残(各種ギルドの支配、都市国家同盟、絶対王政等々)を引きずっているとしても、科学技術など文明レベルは既に近世に入っていそうです。コンパニオン達が庶民かどうかはともかく、彼らが自由に使える紙も豊富にあるようですし、活字印刷も普及していて識字率も高い。そうでないとマニフェストやアジビラの意味がありません。

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「まあ、またアンダースのマニフェスト?全部の本に挟み込んでるのかしら。」

 では食べ物の方はどうでしょうか。DA2の世界では食べ物に関する台詞はほとんど有りません(でした)。MoTAでたくさん出てきてちょっと驚いた次第です。故意に触れていないのかと思っていましたので。

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「アンティーヴァのオリーブはいかがでしょうか?アンダーフェルス産のスモークハムもございます。」

 最大の問題は、南米大陸原産の食品が有るかどうか。これらが有るか無いかで、テダス全土の食生活が大きく変わってしまいます。ジャガイモ、トマト、トウモロコシ、唐辛子、カカオなどなど。これは調べたら、「ジャガイモ泥棒」というクエストがDA:Oに有りますね。するとジャガイモはある、と考えて良さそうです。やっぱり食生活も近世だなあ。

 フェレルデンの一般人の食事は、大量のジャガイモと、大麦のかゆ(ポリッジ)や黒パン、根菜類、タマネギなどのハーブ。半野生の鶏。主食と言えるほど大量の穀物はなく、タンパク質は塩漬けのナグ肉、塩漬けの魚、その他小動物の肉。小麦が栽培出来たかどうかは、微妙な所ですね。なんだか湿気ていて寒そうですから、地方によってはあまり良く育たないんじゃないかな。ナスビは栽培しているようですが。

 ジャガイモが有ると大分マシですが、それでもビタミンCは常に不足気味です。ビタミン補給のため、そこら中に生えているミントと針葉樹の葉っぱを煮出したハーブティーを飲んでいるかも知れません。恐らくこういう知識はサークルが伝えているのでしょう。いくらスピリット・ヒーラーでも栄養失調は治せないでしょうから。

 飲み物はホップの入らない大麦発酵酒(エール)と、こればかりは腐るほどある泥炭を燃やして蒸留した酒(ウィスキー?)。乳製品はどうかな。乳牛を大量に飼育できるほど穀物が作れなさそう。後はハラ乳のチーズ。うーん。庶民から貴族まで、あまりグルメではなさそうなイメージですね。
 コーヒーはアフリカ大陸が原産で16世紀にイスラム文化圏からヨーロッパに伝わったのですが、17世紀には既にヨーロッパ全土に広まり、中流階級以上ならコーヒーを飲んでいたそうです。デネリムの朝はコーヒーの香りで始まる、のかも。もちろん庶民はなかなか飲めない贅沢品ではありますが。

 一方、おフランスのオーレイや中欧のテヴィンターではブドウや小麦が栽培出来ますから、パンもワインも有ります。乳牛も飼育可能なので、チーズ文化が発達します。さらに海沿いの暖かな所ではオリーブやオレンジが栽培出来るので、結構豊かな食生活になりそうです。

 もちろん海岸沿いでは漁業が盛んに行われるでしょうから、塩漬けにされて庶民のタンパク源になります。お金持ちはナグ肉のハムにハラ肉のタルタルステーキを食べる。ところでナグが豚/イノシシ、ハラが山羊/羊ということでいいのかな?

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「魚二樽、ヴァイカウント・キープ」

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 ネヴァラは、ネクロポリスが有るくらいですから恐らく降雨量は非常に少ない。しかも四方を別の国に囲まれた内陸国です。するとマイナンター川(Minanter River)沿いの農地でトウモロコシや硬質小麦、野菜が栽培出来るくらいでしょうか。
 これらは家畜の餌になるほか、上等の小麦粉としてオーレイに輸出してフランスならぬオーレイパンの原料になったりします。もちろん庶民はトウモロコシを石臼で挽いて、そのまま挽き割りがゆにして食べます。だからオリージャンはネヴァラ人の事を「家畜の餌を食べる連中」とバカにしている、かもしれません。

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 アンダーフェルスはどうでしょうか。ここは厳寒の荒野と針葉樹の原生林がどこまでも続く国ですから、恐らく狩猟と沿岸での漁業が主と思われます。野菜は短い夏の間しか作れません。少量の根菜類とジャガイモ、ハーブ、秋には大量のベリー類。あとは秋にレイテンフルス川(Latenfluss River)を遡上してくる回遊魚と、大型動物の狩猟で賄います。肉は燻製ハムにしているようです。

 ですからここの民族は強靱なハンターで、主要輸出産物は人(傭兵/ウォーデン)と魚卵加工品(キャビアとか)、大型動物の毛皮、角など。外部からの補給がほとんど見込めないディープ・ロードにおいても、アンダーフェルス人のウォーデンは脂肪と干し肉、ベリーから作る簡素な携帯食料で耐え抜くことが出来ます。フェレルデン人も粗食耐性高そうですね。

 ではカークウォール始めフリーマーチズはどうでしょうか。ここの特産品は塩と石炭、鉄製品と考えられます。微量ミネラルを含む塩は内陸国との交易品として十分役立ちます。セバちゃんちのスタークヘイブンはテヴィンターと国境を接していることから、そちらからワインや小麦粉始め食料品を大量に買い入れ、カークウォールの石炭や鉄製品と取引していると考えると「最大の交易相手」というのも頷けますね。スタークヘイブンがテヴィンターに何を売っているかは知りませんけど。

 つい最近ゲイダーさんがフォーラムで書いてらっしゃいましたが、長距離の移動は船以外に馬(荷馬車)も使われているとの事です。インペリアル・ハイウェイを荷馬車がゴトゴト行くわけですね。

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「カークウォールは我々の最大の交易相手です。」

 石炭や鉄鉱石はテヴィンター領だった当時は露天堀り&奴隷労働で豊かな生産量を誇ったのですが、DA2の時代に悪徳資本家ヒューバートが手を出す頃には、相当地下深くまで掘り進めないといけなくなって、ドラゴンの巣を突いてしまってさあ大変。今でも製鉄は盛んにやってますね。そうすると還元用の木炭も大量に必要になりますが、幸いな事にヴィンマーク山脈がすぐ側に有るので、山の木を全部切り尽くして木材資源が枯渇すると言うことはなさそうです。

 ボーンピットで取れる硫黄はどうでしょうか。アルケミーには欠かせない元素ですから、仮に内陸部に火山帯が無い(有っても行きづらい)と仮定すると他の国も欲しがるはずですが。ワインの酸化防止剤としても重要。

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 ああいかん、食べ物の話でした、脱線した。カークウォールはオークの大木が育つと言うことは気候的には比較的温暖で小麦の栽培も可能でしょうが、一方山岳地帯のすぐそばなので、雨が降りすぎるかも知れません。するとやはり大麦かな?日本の亜熱帯多雨気候で米の転作に栽培出来る程、湿気には強いです。ひょっとすると魚以外の食料は輸入に頼っているのかも知れませんね。何しろ生産に一切寄与しないテンプラーの大部隊を抱えていますし。

 貧乏人はやっぱり塩漬けの魚と黒パン、金持ちはほぼオーレイ準拠の食生活となりそうです。アセンリルの手下の子供を近郊の農場に働くように仕向けるという話がありますが、小規模農園では到底オーレイ産やネヴァラ産の安価な小麦に太刀打ち出来ませんから、恐らく家畜を飼ったり野菜を栽培しているのでしょう。酒はエールと安いラム酒かな?
 デーリッシュがホップを山中で栽培して、物々交換に使っていたりしたら面白いかも。ワインは上記の気候を考えると、恐らく全部オーレイ他からの輸入でしょう。

 ところでカークウォールにはミルクがあるんですよね。しかもアンダースが野良猫のために買える位の安価で。

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「ミルクを置いてる。猫が居ないと寂しいからね。」

 これは結構ハードル高いです。郊外の農場で飼っていても、搾乳した生乳を市街地まで持ってこないといけません。しかも毎日持ってこないとあっという間に腐ります。どうやって?馬車で?人が引いてくる?

 ひょっとすると、チャントリー/テンプラーの需要を賄うために乳牛が近郊で大量に飼育されていて、生乳を魔法で冷却して、余剰分を市場で売っているのかも知れません。いやあ魔法って本当に便利ですね!(笑)
 冷凍機?いやさすがにそれはどうかな。19世紀後半の発明品ですし、大量に冷やそうと思うと高圧のアンモニアガスを扱う技術が必要です。鋳鉄ではどうにもなりません。テダスなら魔法でやる方がお手軽ですね。

 セヘロン。ここが降雨量の多い亜熱帯と仮定すると、テヴィンターとクナリが80年以上必死になって取り合うのも当然です。何しろ唐辛子もコショウも生姜も育つ黄金の地。もちろんお米も作れる。セヘロンの常食はカレー風味煮込み魚ご飯添えです。ん?それってカレーライスじゃん。

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 セヘロンにダナリアスは何しに来たのでしょうか。マジスターである彼が直接来て目を配る必要があったのは、ひょっとするとサトウキビプランテーションの管理かも知れません。大量の資本(肥料その他)と労働力(奴隷)を注ぎ込まないと維持できないサトウキビ農園は、しかし一方では金を生む鶏であったはずです。砂糖が金と同じ価格で取引された時代さえありましたからね。

 彼らマジスター達は、なにしろ逃亡奴隷の回収にカークウォールに来るときでさえ高価なワインを持ってこさせる位ですから、どこに行っても本国の食生活を頑なに守ります。フェンリスがヴィンテージ・ワインを注ぐディナーのメニューは、オリーブとチーズのカナッペ、本国から持ってきたナグ肉のハム、小麦粉のパン、オリーブ油でソテーした白身魚のカツレツ、デザートはブドウとオレンジの砂糖漬け。

 ふと思ったのですが、敵を氷漬けに出来るメイジなら、陶器の壺に入った生クリームを凍らせる事も出来るはずです。そうするとアイスクリームが(時代を飛び越えて)存在したかも知れません。そういう雑務はアプレンティスの仕事。

 一方フェンリスは現地の雇い人と一緒に、鯖カレーと発酵バター(ギー?)で炒めた野菜をぽそぽそと食べる。多分手づかみです。亜熱帯気候ではその方が衛生的ですから。飲み物は廃糖蜜から作るラム酒。で、ヘイドリアナに「お前は口が臭い、カレーを食うな」とバカにされ虐められる。彼女もまさか鯖カレーが原因で数年後に殺されるとは思いません。食べ物の恨みは恐ろしいですよ。(笑)

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 とまあ、こういう想像(妄想?)を垂れ流している方が、タリスの禅問答を訳しているよりよっぽど楽しい(笑)。読者の皆さんに呆れられそうですけど。

 来週から旅行でプレイスルーの方はお休みを頂くので、何とか今週中にMoTAを終えてしまいたいのですが、無理かも知れません(^^ゞ

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コメント

BearHartさん、コメントありがとうございます(^.^) EQはこおブログを始める前にやっていたのであまり記事がありませんが、もうすぐラクリンに行けるんだね、とゲートタワーで友達と胸を弾ませて会話したのを、昨日のように覚えています。懐かしいですね。食肉系統さんちや、「ROBINのまんがコーナー」とか。
DA2の方もぼちぼち更新致しますので、どうぞこれからも見に来てやって下さい(^.^)。

投稿: Laffy | 2011.10.28 01:01

いえいえ、Laffyさん、こういう話も面白いですよ~。
いつも楽しく拝見しております。
私は、まだDAOしかやってないので、食べ物系だとナグの存在とカボチャ畑くらいしか記憶ないです。
お恥ずかしい…。

Laffyさんトコで嬉しい発見もしました。
リンク先の「黄昏通信(歌う羊飼い)」さん、「食肉系統」さんの名前です。
実は私、今年3月末までEverQuest(EQ)をやってました。
約5年半、まったりのクマ遣いのDruidでした。
EQを始めた当初、勉強がてらお二人のサイトをよく覗きに行ったものです。
食肉系統さんのWoWの情報も、日本ではまだまだ珍しいものだった気がします。
まさかここで懐かしい名前を目にするとは思いもよりませんでしたし、懐かしい思い出もよみがえってきました。

もう一つ、きれいなネコちゃんの画像に癒されました。
毎日、肉球をプニプニできるんですね…、いいなぁ~。(そこかっ!
これからも楽しみにしております。長文ごめんなさい。

投稿: BearHart | 2011.10.27 01:16

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