[Dragon Age 2] Offered and Lostその1
Quest:Offered and Lost(提案と喪失)
ホーク達が毒ガスと格闘していた頃、ヴァイカウントの元にはクナリからの使節団が訪れていました。しかし、会見終了後の使節団の行方が掴めません。ブラン執事に話を聞いてみます。
「行方不明のクナリについてご存じとか?」
「お手伝いできますよ、ええ。ヴァイカウントはこの一件に関しては慎重に事を進めることをお望みでしょう。私としてはあなたにも関与して頂きたくはないのですが、私の望みなど取るに足らない話でしょう。」
「アリショクはどんどん暴力的になっているわ。彼はもしかすると、この平和を終わらせる口実が欲しいだけかも知れない。」
「どうでしょう、もしアリショクがこの都市を乗っ取りたいだけなら、彼は単純に、そうしていたでしょう。」
「我々が恐れるのは、あの異端のキュンの教えとやらの要求が、我々のいかなる努力よりも有効に彼を押しとどめている、その事です。」
「それ以外にも、クナリが策略を使うまでに恥を捨てるでしょうか?そのような前例は見あたりませんが、しかし当方としては、嘆かわしい影響を与えた証拠が見受けられます。」
「クナリにはもう報告はしたの?」
「メイカー!とんでもない。使者の死刑執行書にサインするような物です。」
「アリショクはそのうち気がつくでしょう、もちろん。そして彼が気づいたとき、この平和の幻想は消え失せるであろうと、ヴァイカウントは大変憂慮しておられます。」
「彼らが見つかって欲しくないような口ぶりね?」
「ヴァイカウントの公務にとって何が最良かを考えなければなりません。このような事件に注目を集めるのは、誰の利益にもならないのです。」
「では何もしないと?」
「クナリの立場は良くて敵対的中立です。彼らのために、我々が著しい努力を払ったところで……どのような関係改善も望めないでしょう。」
「じゃあ、どこから始めればいいと思う?もしあなたが始めるとしてね。」
「私なら、最も明確な怠慢行為から始めますね。任に当たっていたシティガードは、どのような申し開きも出来ないのは明らかです。彼ら自身が関与していない限りは。」
「報告を怠ったガードが居ると?」
「何名か。彼らから始めるべきでしょうな。もっとも、名誉と義務を売り払いたがる剣士がどこで見つかるかは、私には、全く、心当たりが無い。」
とても白々しい。
「ハングド・マンだな。」
「ハングド・マン。」
「でしょうね。」
「結構。探すべき所は心得てらっしゃる様だ。このような事が誰にも気づかれず起きるとは想像出来ない。悪巧みの環の、最も弱い部分を狙うべきだろう。」
仲間の意見が一致したところでハングド・マンに行きましょう。
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「こんな所には不似合いな大金だね。」
「おうよ、兄弟。今晩俺は幸運に恵まれてがっぽり儲けたってわけだ。何をしたかって言えば、そっぽ向いてただけだけどな。」
「みんなに俺からの奢りだぜ!」
「おら、下がってろよ。俺はこの街の重要人物を知ってるんだぜ。街中に、あの異教徒のツノ男共をどう扱うべきか見せてやるんだ。」
アヴェリン?ちょっとこっち来てよ。
「ガード・キャプテン、あなたの部下に何かおっしゃりたい事は?」
「ガード・キャプテン?」
「誰なの?」
「な、何が?」
「誰なの!」
「誰が何だって?俺は何も……」
「誰に買収された!カークウォールの誇り高きシティガードの名誉を金で買い、貴様を酔っぱらったマバリの牝犬に変えたのは誰か!」
「しらねえ、しらねえってば……」
「……。」
「テンプラーだ!誓うよ!やつは…やつはグランド・クレリックの紋章まで、何でも持ってたんだ!本当だ!」
「任務を放棄した罰として10日間の立哨を命じる。翌朝出頭するように。」
「(泣き声)」
「答えはこの通り。テンプラーよ。」
「しかも、グランド・クレリックの紋章付きのね。お見事。」
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