[Dragon Age 2]Finding Home
Quest:Finding Home(家探し)
Quest:Prime Suspect(第一容疑者)
ヴァイカウントとの話を終えてキープを出たホークに、ボウダンが駆け寄ります。
「おお、こちらでしたか!」
「あちこち探しましたよ、メッセーレ!ヒューマンはどなたも皆同じに見えてしまいますからな!」
「私たちはあなたみたいな、小柄のヒゲもじゃにはなれないから仕方ないわね、ボウダン。」
「いや本当に!全くもって残念ですな。」
「こちらをお渡しに参りました。あなたがディープ・ロードで見つけられた財宝の売却代金の、最後の分ですよ。お友達のヴァリック様が買い手を全部見つけて下さったようで、そうでしょう?本当に良い取引をされました!」
「すると、これを渡すためだけに走り回っていたの?」
「こんな大金の責任は負いたく有りませんからな!財布を持っているだけで冷や汗が出ましたよ。」
「そうそう、忘れないうちに。私の息子をご自宅に住まわせて頂けて、本当に感謝しておりますとお伝えしたかったのです。」
え。家燃えないかな。
「サンダルの命を助けて下さった時に、お礼は必ずとお伝えしました通り、私も誠心誠意お仕え致しますぞ!息子の安全を見てやれるのは良い事です。」
「でもボーダン、召使いとしてあなたに仕えて貰うつもりは無かったのよ。」
「いやいや、私はあなたにご恩がありますからな…ディープ・ロードで起きた事について、どうかお返しをさせて下さい。」
「冒険はあなた様にお任せしますぞ。そうそう、お母様が時間があればお屋敷に戻られるようにと、おっしゃっていました。」
そういえば新居にまだ行ってなかったわね。
ヴァイカウント・キープ徒歩一分の一等地にアメル家代々の邸宅はありました。奴隷商人に乗っ取られていたのを取り戻したはずです。建物は年期が入ってそうですが、紋章は新しい木の板に貼り付けられ、綺麗になっていますね。
母さんとボウダン親子も居るようです。正面の肖像画は誰かな?
Poppyもちゃんと来てました。
悪くないんじゃない?
「良い感じに落ち着いたわね。」
最初の客はやはり徒歩一分のアヴェリンでした。
「運が良かったのよ…まあそれと腕前もね。」
「全くね。でも、もっとお金があったって悪くは無いわよね?例えば、誰かが少しばかり仕事を回したがってるとしたら?」
良家のお嬢様の服にしてはスカート短かめ。シャツ、スカートの上に七分袖のオーヴァーブラウスかな。ブラウスにはちゃんとアメル家の家紋が入ってます。
「それで、今回は誰の役に立てばいいのかしら?」
「ガードのまねごとをやってる誰かさん。下手くそにね。エメリックを覚えていて?テンプラーの。彼があなたの助けと、当局の許可を求めてきているの。」
「当局の許可?」
「彼の『捜査』のためにね。彼は過去数年に起きたばらばらの殺人事件が繋がっていると確信していて、うるさく騒ぎ立ててるの。」
確かにそういう人がいましたね。だけどギャロウズに引っ込んだのでは?
「捜査するに値しないと思っているわけ?」
「思っていたのよ。彼、私の副隊長の一人をとうとう説得してデュ・プイスの邸宅を急襲させたわ。何も見つからなかった。」
「私がその後どれだけ頭を下げて回らなきゃいけなかったか、あなたには信じられないでしょうね。趣味で巡査ごっこは勘弁して。」
「(ため息)なんだって彼は退職してボートか何か作っていてくれないのかしら。」
「死体でもあれば証明するのも簡単そうに思えるけどね?」
「カークウォールはとびきり治安の良い街じゃないわ。だけどだからって、酷い出来事の全てに関連があるとは言えないでしょう。」
「そうだという理由が無いのよ。あり得ない。」
「くそジジイを黙らせろって事ね。了解。」
「あら、そんな事言った覚えは無いわよ。もしこれが何か本当の事件に繋がるようならすぐ教えてちょうだい、私も入るから。もし彼が黙ってくれるなら、それでも良いわ。」
うら若い女性二人の会話のはずですが、なんか私立探偵小説みたいになってますね……。
「彼はギャロウズにいるわ。ありがとう、ホーク。」
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